キャンプ・バーベキューの楽しみ
もう40年も前になるが、私はベビーブーム世代なので同世代の子どもたちが多かった。当時、地域の自治会でも子供会が活発に行われてた時代だった。
一年を通じていろんなイベントが催されるのだが、なかでも夏のキャンプファイヤーは楽しく良い思い出である。今では考えられないし許可もおりないが、ニュータウンの小さな公園でキャンプファイヤーをして、歌ったり踊ったり、子供も大人も一緒になって楽しく過ごした。
お母さんたちがつくる手造りカレーを子供たちが汗を滴らせながら、口に頬張る。ホクホクの大きなジャガイモがマッチしたカレーは格別の旨さで、懐かしい思い出の味である。
豊かで贅沢になった近年のキャンプと言えば、肉を焼くバーベキューが中心だ。私も子供が小さかった時はいろんなキャンプ場に家族で行った。テント、寝袋からコンロ、ダッチオーブンに至るまでほぼ全て準備し、山間部まで車で出かけた。
最近はなかなか郊外や田舎に行く機会も減ったが、都会でもそういった場所や設備もあり、手ぶらで行っても楽しめる手軽さがあり大人気だ。大人になればキャンプ、バーベキューの楽しみ方も変わり、炭火で自分たちで焼く肉や野菜とお酒、みんなで静かに語り合うというのも何とも言えない食と癒しと楽しみの空間となる。