プロの技を家庭に

私の子どもの頃は、父親も料理をしてくれた。父は今生きていれば80歳になるので、その時代の人にすれば器用だし、グルメな人だった。

鍋料理、鉄板焼き、おでん、たこ焼き、お好み焼き、唐揚げ（竜田揚げ）、八宝菜、カレー、炒飯と作ってくれたものをいろいろ思い出すが、男2人兄弟にはガッツリ系のボリューム満点料理は嬉しく、食べるのが好きだった。

その影響から私も料理が好きでたまにいろいろ作るが、一つ大切にしているというか、こだわっていることがある。初めて作る料理や難易度の高い料理の場合は誰しもがレシピを見ると思う。その際、プロ中のプロのレシピを見て作ることだ。

最近は、素人が自分のレシピを投稿するサイトなどが流行っているが私はほとんど見ない。その理由は、①同じメニューでも情報量が多すぎて選ぶのに時間がかかる、②レシピによって味がかなり違うし、いまいちなものも多い、からだ。

ということは私もかつては何度か、この手のサイトを見て作ったが上手くいかず、美味しくなかったことがあるからだ。それに比べ、プロはやっぱり違う。プロの中でも、テレビで人気でも料理研究家より、実際に店を経営している料理人はやっぱりレシピや料理の基本から全然違う。レシピ通り作れば、ほぼ間違いなく抜群に美味くできる。

みなさんもそういうプロの料理人の技を本やネットやいろんなところで真似てみてほしい。